2021年度 MPC事業計画(案)

NPO法人 マンパワーカフェ 2021年5月29日

(ビジョン)
心身共に健全で意欲ある企業OBの会員が組織的に地域社会貢献のために活動する名実ともに信頼度の高いNPO法人を目指す
(ミッション)
企業のOBの保有するスキル・ノウハウを地元中小企業の発展や地域社会の活性化のために再活用し持続可能な社会作り及び地球環境改善に貢献する
(活動のキーワード)
「役に立つ・学ぶ・楽しむ」をキーワードに活動する

1. 前年度総括と今年度事業計画策定の考え方

当NPO法人マンパワーカフェ(MPC)は、2006年2月(2005年度)に設立、活動を開始し今年で17年度目に入りました。
昨年度は新型コロナの感染拡大により事業環境は一変しました。
コロナ禍での昨年度の事業計画は、経済活動が制約される厳しい環境を想定し、コンテンジェンシープランを作成し、スタートより可能な限りの管理費の削減を図り、前年度からの売上ダウンに対しても事業存続を図ることに精力的に取り組みました。
その結果、売上げダウンは計画以上に発生しましたが、MPC総力挙げての管理費削減が功を奏し、最終損益はコロナ禍においても黒字計画を確保することができました。
ただし、コロナ禍においての損益面の計画は確保はできましたが、MPCの支援活動はすべての面で制約を受けており、会員間の交流機会も大幅に減っており、NPO本来の姿の回復に向け、今後のワクチン普及による早期のコロナ感染の終息が強く求められております。
このような中で、今年度の事業計画は「コロナからの脱却、アフターコロナ元年」として、大きな変動への攻めの一年としていきたいと考えます。
今年度は、昨年度のように守りに重点を置くのではなく、交流と支援活動の回復に向けた、攻めに転じる起点の一年にしていきます。
ただし、経営計画としては、売上拡大に依存はせずに、攻めの活動展開を図ることを基本とします。
そのためには、管理費の更なる削減と効率化は引き続き強力に推進していきます。

2. 今年度の重点活動内容

「守りから攻めに転じる一年」
<攻めの活動>
・産業支援活動の柱である製造現場改善(生産性向上、コスト改善、品質改善他)
・事務的改善(在庫削減、各種管理システム改善、物流改善他)
・環境改善(EA21取得支援に加え省エネ改善支援他)
・海外への工場進出、立上げ支援
・経営者にとって喫緊の課題である後継者育成プログラムの推進
・県立短期大学校の講師受託(新規推進中)
○更にファミリートレーニング計画により総力挙げMPCの重要課題の検討を行う。(コロナ解消後)
[例えば] ・若手会員の入会を含めた人材増強策 ・今後手掛けるべき活動内容 等
<守りの活動>
攻めに転じるための守りの強化
・個人会員の継続的増強(現会員の高齢化対応)<最重点課題>
・NPO法人としての内部体質改善  ①事務の効率化、IT化  ②文書、契約書管理強化  ③規約類の整備

3. 具体的事業内容

産業支援活動
1)製造業を主体とした既存中小企業ビジネス支援を核としての支援事業に加え、下記の事業推進力強化を展開する。
①支援事業依頼増加に答える人材強化策の推進。(人材強化PJにより人材マップ・バンク活用等方策の更なる検討と実行)
②海外進出企業への支援の拡大(タイ・中国・インドネシア・ベトナム等)と現地企業の直接支援
③機械製造・設備工事業・食品・物流など異業種への支援拡大
④製品開発支援及び生産性向上支援
⑤工場建設・新設備導入などの支援
⑥県、市などからの委託事業への進出

2)エコアクション(EA)21の認証登録事業所への支援内容の向上と各機関との連携による新規支援事業所の拡大
①EA21 の認証登録事業所への支援内容の拡大と向上
・中間・更新審査時指摘事項の対処を糸口として経営者との面談頻度を増やして支援増を図る。
・2017年度版への乗り移りを切り口として、経営者との面談頻度を増やし支援増を図る。
・EA21要求事項の一つである「自らが生産、販売提供する・・」を取り組みの切り口として、省エネ・QC活動の拡大を図る。
・使用エネルギーの分析と改善・分析方法や分析ツールの提案と改善実施等の工程改善支援。
・省エネ等優良企業の活動内容を紹介し、顧客の更なる活動推進に寄与する。
・環境部会支援先での優れた活動事例を部会内で研修し、支援先への提案の一助とする。
・補助金申請代行業務の検討(継続審議)。
②EA21の支援事業所の拡大
・営業活動強化継続(地方自治体及び商工会議所への活動)
・建設会社への支援拡大(入札制度対応)
・新規事業者の発掘(地域事務局との連携・既支援先への新規支援先紹介依頼他)
・中小企業に対しBCP導入を支援する。(支援ツール・支援方法の検討)
・審査員からの紹介企業の拡大。
③認証取得の提案・支援:ISO9001 ,ISO14001 ,及びISO18001 提案・支援
④しずおかSDGS・ESGの取り組み検討

地域支援活動
1)パソコン教室:マンツーマン指導の価値を大いに活かしていく。
①「市民活動センター教室」は受講生に対して、講師勉強会の成果により更に充実した運用を行う
②「わらびこ教室」は年1回の開催を継続
③出前パソコン教室(目標20回/年以上)も積極的におこなう

2)新たな地域支援活動の構築
①地域短期大学校の講師受託(新規推進中)
・その他会員のキャリア、英知、実行力を結集し新たな活動を模索していく。